【ロードバイク】秩父の秘境、奥武蔵グリーンラインは初心者でも登れるのか?初挑戦!

刈場坂峠 ライド日記

グリーンラインってどんなところだろう…

こんにちは!

今日は、秩父の秘境、奥武蔵グリーンラインを登ってきました。

先日の白石峠ヒルクライムで味をしめた「ハンドルを手で引く走法」がどこまで通用するのか?

試してみたいのもあり、ちょっとわくわくしながら登ってきました。

※ハンドルを引く走法についての記事↓

奥武蔵グリーンラインとは

奥武蔵グリーンラインとは、埼玉県の中央部にある約30kmの峠道です。

鎌北湖からスタートし、標高500〜850m級の峠を次々と走破して、最後に定峰峠(さだみねとうげ)にゴールします。

山の尾根を走る形になりますので、最初の上りさえクリアしてしまえば、その後の道のりはそれほどきつくありません。

いわゆる激坂と呼ばれるような、斜度15%以上の坂もほぼ出てきません。

道なりに走れば、獲得標高は1,000m〜1,500mといったところに落ち着きます。

そういう意味では、初心者向けの優しいヒルクライムコースと言えると思います。

ただし、途中で道に迷ってしまい、峠から降りて登り返すようなことをやると、一気に獲得標高が500m単位で増えていきますので、

初心者の方は道に迷わないように注意しましょう(本当に)

コース紹介

今回私が走ったのは、以下のコースです。

東武越生線の武州唐沢駅をスタート

私が出発地に選んだのは、東武越生(とうぶおごせ)線の武州唐沢(ぶしゅうからさわ)駅です。

単に東武線沿線に住んでいるからそうしましたが、東京方面から来る場合は、八高線の毛呂(もろ)駅が一番近そうです。

その他にも、飯能(はんのう)あたりから走ってくることもできそうな場所ですね。

今回初めて東武越生線に乗ってみましたが、単線ののんびりとした電車で、「これから山に行くぞー」という気分が盛り上がってくる線でした。

武州唐沢駅に到着したところで、ロードバイクを輪行袋から取り出して走る準備をします。

輪行も5回目?くらいになり、だいぶ慣れてきました。

武州唐沢駅

駅を出発して、県道186号線を南下します。

駅から奥武蔵グリーンラインのスタート地点である鎌北湖までの間に、コンビニが2箇所あります。

そこで昼ごはんと飲み物を調達しました。

鎌北湖までは道路標識も出ていますので、道に迷わず行けました。

鎌北湖

奥武蔵グリーンラインのスタート地点が、鎌北湖(かまきたこ)です。

鎌北湖は、ここは本当に埼玉県なのか?と思うくらい、幻想的な雰囲気でした。

鎌北湖

天気も良かったので、釣りをしている人がたくさんいました。

ここから先、本格的な登りが始まります。

鎌北湖〜北向地蔵

鎌北湖を出発して、恐る恐る山登りを始めたのですが・・・

なにこれ、めっちゃキツイ\(^o^)/

斜度10%くらいと思われる坂が延々と続きます。

奥武蔵グリーンラインって、こんなにキツイの・・・

と、気持ちがげんなりしてきますが、登り終えた今だからこそ言えます。

一番最初が一番キツイ

奥武蔵グリーンラインから初心者への手荒な歓迎といったところでしょうか。

ひーこらひーこら言いながら登っていくと、最初の目印になるのが北向地蔵です。

北向地蔵

奥武蔵グリーンラインの良いところは、このように目印になるポイントにわかりやすい道標が立っているんですよね。

しかも結構等間隔にあるので、写真を撮りつつ足を休めることができます。

山の中にはトレッキング道があり、夫婦やグループでトレッキングを楽しんでいる人たちがたくさんいました。

北向地蔵

北向地蔵〜顔振峠

北向地蔵を過ぎ、しばらく行くと、巨岩が目の前に現れます。

「天文岩」と言われる岩です。

天文岩

そばに祠もありますので、何かいわれのある巨岩なのだろうと思って後で調べてみると、

天文学者千葉歳胤(としたね)がこの大岩窟に入り、数学、暦法、天文について独学した

のだそうです。

なぜ岩窟の中で勉強したのか、謎は深まりますね〜

さらに行くと、途中景色の開ける場所を通過します。

山々の連なりが美しいですね。

山々の連なり

そして、奥武蔵グリーンラインの中でも一番の見どころと言える顔振峠(こうぶりとうげ)に到着。

顔振峠〜傘杉峠〜飯盛峠〜ぶな峠〜刈場坂峠

顔振峠には、茶屋があります。

ここでくつろいでいるローディもいて、ここまで孤独に走ってきた人にとっては、なんとなくほっとする場所です。

人の姿を見ると安心します。

顔振峠

食べ物や水分を取って補給しつつ、後半戦に向けて体を休めます。

トイレもありますので、ここで用を足します。

駐車場からの景色もいいですね。

駐車場からの景色

顔振峠を出発すると、きれいなオレンジ色の花が咲いていました。

きれいなオレンジ色の花

花の名前がわからないのが残念です(^^;

ここから先は、峠ラッシュです。

傘杉峠

傘杉峠

飯盛峠

飯盛峠

ぶな峠

ぶな峠

刈場坂峠

刈場坂峠

刈場坂峠までは、見どころらしいところもなく、ひたすら山の中を走ります。

登りばかりではなく、下りもありますので、足を休めながら走れるのがいいですね。

途中、道に迷いそうになる分かれ道もありますが、基本的に「林道」と書かれている方向に進んでいけばOKです。

人の姿も少なく、少し不安になりました。

刈場坂峠〜大野峠〜白石峠〜定峰峠

さらに峠ラッシュです。

奥武蔵グリーンライン最高峰の大野峠(標高850m)を過ぎると、下り基調になります。

大野峠

大野峠

白石峠

何度も来たことがある白石峠の頂上に到着。

販売車が来ていて、アイス売ってますよ。

白石峠

定峰峠

白石峠から定峰峠(さだみねとうげ)までは、下りのみです。

道が凸凹していて、超走りづらいです。

定峰峠

定峰峠までで、奥武蔵グリーンラインは終了です。

初心者の私でも、なんとかここまでたどり着けました。

さて、定峰峠には、ローディだけでなく、車やバイクで来ている方がたくさんいます。

中には、往年の名車ハチロクに乗っている方も。

定峰峠を通り過ぎてから小川町までの超高速ダウンヒル(県道11号線)は、めちゃくちゃ気持ちがいいです。

渓流沿いを走る、東秩父村の景色もとてもきれいです。

個人的には、定峰峠でUターンせず、その先まで行くことをオススメします。

奥武蔵グリーンラインを走ってみて

全体的に、序盤がきつくて終盤がラクなので、初心者に優しい道のりだと思いました。

強度的にもちょうどよく、多少ヒルクライムを経験したことがある人なら、少し頑張れば走破できる強度・距離だと思います。

輪行にも便利で、始発駅を乗り継いでいけるため、周囲に迷惑をあまりかけずに輪行することができます。

難点を挙げるとすると、鎌北湖を過ぎた後は、景色がさほど良くないことでしょうか。

いつかは、絶景を見られる山に登ってみたいと思いました。

とはいえ、満足度はとても高いライドとなりました。

初めての奥武蔵グリーンライン、良かったです!

また行ってみようと思います。

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