先日導入したMac mini (M4 pro)に、Samsung製の「990 EVO Plus (2TB)」というM.2 SSDを外付け接続してみました。
思っていたより簡単に導入でき、大満足しましたのでご紹介します。

M.2 SSDとは
M.2 SSDとは、最近のWindows/Mac/PS5などで主流になっている小型・薄型・高速・大容量なディスクの規格です。
どのくらい小型かというと、一番レギュラーな「type 2280」と呼ばれるもので、22mm x 80mmという小ささです。
本のしおりと似たサイズですね。
さらに小型な「type 2260」「type 2242」「type 2230」もありますが、2025年9月現在、流通しているM.2 SSDのほとんどは「type 2280」のようです。
薄さも非常に薄く、わずか数mmしかありません。
ペラッペラです。
にもかかわらず、その小さなフォームの中に、非常に高性能なチップと大容量メモリが利用されています。
読み取り/書き込みの速度は数GB(ギガバイト)/秒クラス、容量は数TB(テラバイト)に及びます。
日常利用において、何ら困ることがない性能と容量ですね。
しかも、価格は1TBのもので1万円を切っており、お財布にも優しい仕様となっています。
M.2 SSDの詳細は、以下の解説サイトをご参照ください。

外付けには専用ケースが必要
M.2 SSDの使い方には、コンピューターのマザーボードに直接差し込む方法と、外付けの専用ケースに入れて使う方法の2通りの方法があります。
外付けには、M.2 SSDに対応した専用ケース(内部にチップが埋め込まれている)が必要になります。
今回、私は評判の良いロジテック製の「LHR-LPNVWU4CD」というケースを用意しました。

このケース、何がいいかというと、高性能なM.2 SSDを安定して動作させることができるということ。
M.2 SSDは非常に高性能であるがゆえに、動作させるためには、専用ケースのほうに付いているチップや、接続インターフェイス(USB/Thunderbolt端子)、ケーブルなどの安定性などが大事になってきます。
また、M.2 SSDは使用中に非常に高熱になるため、熱を逃す性能も大事になります。
その点、ロジテックの「LHR-LPNVWU4CD」は、ネット上で非常に評判が良く、M.2 SSDが安定して動作するといわれています。
組み立ても非常に簡単です。
付属している熱を逃すためのシートをM.2 SSDの裏表にペタッと貼り付けて、付属のドライバーでケースの蓋を開け、SSDを所定の位置に差し込んで固定したら、蓋を閉めるだけです。
私もやってみたところ、5分もかからずにあっというまに外付けSSDが完成しました。
この手軽さはいいですね。
実際に接続してみた
組み立てが終わったら、早速、手持ちのMac mini (M4 pro)に接続してみました。
最初にフォーマット(初期化)が必要になります。
Macの場合、「ディスクユーティリティ」を開き、接続したドライブを選択して「消去」ボタンをクリックすることで、SSDをフォーマットできます。
フォーマットの際、自分が好きなボリューム名を指定することができます(MacにSSDを接続したときにこの名前で表示されます)。
フォーマットの種類はデフォルトの指定で問題ありません。
フォーマットが完了したら、そのまま利用可能です。
取り急ぎ、ベンチマークソフトで性能を測定してみました。

読み取りも書き込みも4GB/秒に迫る性能が出ており、十分すぎるスピードが出ています。
これで、数十GBある大容量の動画ファイルも、Mac本体から外付けSSDに10秒のオーダーで転送できる環境になりました。
ちなみに、Mac mini (M4 pro)に内蔵されているSSDの性能も測ってみました。

読み込みが6GB/秒ほどと、さらに高速なのがわかります。
さすが最新のMacですね。
超高速です。
実は、Mac mini (M4 pro)は、背面にThunderbolt 5と呼ばれる接続規格のポートがあります。
その規格に対応した外付けケースを用いると、もっと高速にSSDを動作させることができます。
ただ、そのレベルの外付けケースになってくると、お値段もそれなりに高いため、今回は見送りました。
まとめ
M.2 SSDをMac miniに外付け接続することで、大容量のファイルを本体の容量を気にせず扱える環境を整えることができました。
M.2 SSDの外付け専用ケースの組み立てや、利用開始にあたって難しい点はなく、誰でも簡単・手軽に利用できることがわかりました。

これで安心して大容量のファイルを溜めていけます!