実際に検証してみました。
こんにちは!
先日、Apple Watch SE(第2世代)を購入しました。
早速腕に巻いてロードバイクに乗ってみたところ、なかなか良い体験ができました。
Apple Watchに内蔵されている「ワークアウト」アプリを使うことで、ライド中の走行ルートや心拍数、消費カロリーなどをかんたんに記録できました。
その際、少し気になったのが、
「Apple Watchのセンサーってどのくらい正確なの?」
という点。
そこで、今回は「Apple WatchのGPSと心拍センサーの正確さ」を、私が持っている他のセンサーと比較してみようと思います。
比較方法
今回、比較対象としたセンサーは、以下のとおりです。
比較方法は以下のとおりです。
ということで、実際にApple Watch SE(第2世代)を着けてロードバイクで2時間ほど走ってみました(実際に走ったのは100分ほどで、残りの20分ほどは休憩タイム♪)。
結果
結果は以下のとおりです。
GPSその1:走行ルート
Apple Watch SE(第2世代)で記録した走行ルートは、iPhone SE(第3世代)で記録した走行ルートとほぼ違いがありませんでした。
Apple Watchは、あんなに小さいデバイスであるにも関わらず、時速30kmを超えることもあるロードバイクの走行ルートを正確にトレースできていました。
これには非常に驚きました。
Apple WatchのGPSは非常に実用性が高いと思いました。
気になった点としては、2〜3m程度の誤差が定常的に発生することがあることです。
下の画像をご覧になってください。
色付きの線(黄色・緑色)が、私の走行ルートとしてApple Watchが認識した線です。
緑色の線が道以外の部分(土手)を走行してしまっています。
実際は、黄色(往路)が上の車線、緑色(復路)が下の車線を走っていました。
このように、数メートルほど位置がずれて記録され続けることがありました。
GPSその2:走行距離
Apple Watch SE(第2世代)で記録した走行距離は、iPhone SE(第3世代)やロードバイクのセンサーで記録した走行距離とほとんど変わりありませんでした。
Apple Watch SE(第2世代) | iPhone SE(第3世代) | TOPEAK PanoBike |
---|---|---|
ワークアウトアプリ | Stravaアプリ | CAT EYE Cyclingアプリ |
38.68km (-0.39%) | 38.83km (+-0.00%) | 38.83km (基準値) |
走行したのは、サイクリングロードと市街地です。
市街地では、細かく曲がったり、信号で停止したりした区間もあります。
1時間40分ほど走行してこの僅差ですので、驚くほど正確に走行距離をトレースできていたと思います。
iPhoneとロードバイクのセンサーの数値が完全に一致しているのはたまたまで、普段は多少の誤差が出ます。
心拍センサー
Apple Watch SE(第2世代)で記録した平均心拍数は、胸に巻くタイプの本格的な心拍センサーで測定した平均心拍数よりもやや高めに出ました。
Apple Watch SE(第2世代) | CAT EYE HR-12 |
---|---|
ワークアウトアプリ | CAT EYE Cyclingアプリ |
137拍/分 (+6.2%) | 129拍/分 |
GPSと比較して、心拍数のほうはやや誤差が出たなという印象です。
瞬間的な最大心拍数についても、Apple Watch SE(第2世代)では167拍/分と記録されていますが、胸に巻くタイプの本格的な心拍センサーでは170拍/分と記録されています。
トレーニングで心拍数をモニタリングするときは、Apple Watchでは心もとないと感じました。
まとめ
今回は「Apple WatchのGPSと心拍センサーの正確さ」を調べてみました。
結果、
- GPSはiPhoneと同程度に正確
- 心拍センサーは本格的なセンサーと比べるとやや精度が落ちる(数%程度)
であることがわかりました。
総合的には、デバイスの小ささ、測定のかんたんさを考えると、十分な精度を持っていると言えると思います。
心拍センサーについては、より高い精度が求められるシーン(例えば試合に向けたトレーニングなど)では、専用の本格的なセンサーを利用したほうが良さそうです。
日々の利用には十分な精度ですね!