Apple Watch SE(第2世代)のGPSと心拍センサーはどのくらい正確なのか?

Apple Watch SE(第2世代)のGPSと心拍センサーApple Watch

実際に検証してみました。

こんにちは!

先日、Apple Watch SE(第2世代)を購入しました。

早速腕に巻いてロードバイクに乗ってみたところ、なかなか良い体験ができました。

Apple Watchに内蔵されている「ワークアウト」アプリを使うことで、ライド中の走行ルートや心拍数、消費カロリーなどをかんたんに記録できました。

その際、少し気になったのが、

「Apple Watchのセンサーってどのくらい正確なの?」

という点。

そこで、今回は「Apple WatchのGPSと心拍センサーの正確さ」を、私が持っている他のセンサーと比較してみようと思います。

比較方法

今回、比較対象としたセンサーは、以下のとおりです。

比較対象のセンサー
  • GPS
    • その1:iPhone SE(第3世代)のGPS
    • その2:TOPEAK PanoBike(ロードバイク用のタイヤ回転数測定センサー)
  • 心拍センサー
    • CAT EYE HR-12(胸に巻くタイプの本格的な心拍センサー)
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キャットアイ(CAT EYE) 心拍センサー HR-12 160-3980 スピードメーター 自転車 Bluetooth SMARTを搭載したサイクロコンピュータ CC-RD500Bに合わせて登場する ワイヤレスタイプの心拍センサー。 CC-RD500Bが備えるセンサーダイレクトモードでは Bluetooth SMAR...

比較方法は以下のとおりです。

比較方法

Apple Watch SE(第2世代)を着けてロードバイクで2時間走る(休憩時間込み)。

そして、Apple Watchとその他のセンサーで取得した以下の記録を比較する。

  • GPSその1:走行ルート
  • GPSその2:走行距離
  • 心拍センサー:平均心拍数

ということで、実際にApple Watch SE(第2世代)を着けてロードバイクで2時間ほど走ってみました(実際に走ったのは100分ほどで、残りの20分ほどは休憩タイム♪)。

結果

結果は以下のとおりです。

GPSその1:走行ルート

Apple Watch SE(第2世代)で記録した走行ルートは、iPhone SE(第3世代)で記録した走行ルートとほぼ違いがありませんでした。

Apple Watchは、あんなに小さいデバイスであるにも関わらず、時速30kmを超えることもあるロードバイクの走行ルートを正確にトレースできていました。

これには非常に驚きました。

Apple WatchのGPSは非常に実用性が高いと思いました。

気になった点としては、2〜3m程度の誤差が定常的に発生することがあることです。

下の画像をご覧になってください。

色付きの線(黄色・緑色)が、私の走行ルートとしてApple Watchが認識した線です。

緑色の線が道以外の部分(土手)を走行してしまっています。

実際は、黄色(往路)が上の車線、緑色(復路)が下の車線を走っていました。

このように、数メートルほど位置がずれて記録され続けることがありました。

GPSその2:走行距離

Apple Watch SE(第2世代)で記録した走行距離は、iPhone SE(第3世代)やロードバイクのセンサーで記録した走行距離とほとんど変わりありませんでした。

Apple Watch SE(第2世代)iPhone SE(第3世代)TOPEAK PanoBike
ワークアウトアプリStravaアプリCAT EYE Cyclingアプリ
38.68km (-0.39%)38.83km (+-0.00%)38.83km (基準値)

走行したのは、サイクリングロードと市街地です。

市街地では、細かく曲がったり、信号で停止したりした区間もあります。

1時間40分ほど走行してこの僅差ですので、驚くほど正確に走行距離をトレースできていたと思います。

iPhoneとロードバイクのセンサーの数値が完全に一致しているのはたまたまで、普段は多少の誤差が出ます。

心拍センサー

Apple Watch SE(第2世代)で記録した平均心拍数は、胸に巻くタイプの本格的な心拍センサーで測定した平均心拍数よりもやや高めに出ました。

Apple Watch SE(第2世代)CAT EYE HR-12
ワークアウトアプリCAT EYE Cyclingアプリ
137拍/分 (+6.2%)129拍/分

GPSと比較して、心拍数のほうはやや誤差が出たなという印象です。

瞬間的な最大心拍数についても、Apple Watch SE(第2世代)では167拍/分と記録されていますが、胸に巻くタイプの本格的な心拍センサーでは170拍/分と記録されています。

トレーニングで心拍数をモニタリングするときは、Apple Watchでは心もとないと感じました。

まとめ

今回は「Apple WatchのGPSと心拍センサーの正確さ」を調べてみました。

結果、

  • GPSはiPhoneと同程度に正確
  • 心拍センサーは本格的なセンサーと比べるとやや精度が落ちる(数%程度)

であることがわかりました。

総合的には、デバイスの小ささ、測定のかんたんさを考えると、十分な精度を持っていると言えると思います。

心拍センサーについては、より高い精度が求められるシーン(例えば試合に向けたトレーニングなど)では、専用の本格的なセンサーを利用したほうが良さそうです。

日々の利用には十分な精度ですね!

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