フラットな音とはどのような音なのでしょうか…
こんにちは!
今回は、「Morphit」というヘッドホンのキャリブレーションのためのツールを使って、ヘッドホンの周波数特性をフラット化してみた感想を書こうと思います。
Morphitとは
まず、「Morphit」とは何ぞやという話なのですが、これは音楽制作のためのソフトウェア(DAW)用のプラグイン・ソフトウェアとなります。
DAWとして有名なものは、macOSに標準添付されている「GarageBand(ガレージバンド)」や、商用の「Logic Pro」などがあります。
「Morphit」は、そういったDAWに機能を追加するプラグイン・ソフトウェアで、ヘッドホンの周波数特性をフラットにすることができます。
音楽制作時には、色付けのないフラットな環境で出ている音をモニターする必要があるため、このようなプラグインの需要があるのですね。
Morphitを使ってみた感想
さて、早速手持ちのDAW(今回は無料で使える「GarageBand」で試しました)にMorphitを追加して、普段聴いている音楽をリマスタリングして聴いてみました。
今回はAKGのK702用のセットアップを使って、K702をフラット化して聴いてみました。
その音の感想は以下のとおりとなります。
結果として、フラット化によるメリットが大きく感じられる結果となりました。
「ああ、これがこの盤に込められた音なのだな」
というのが確信を持って感じられるのはすごくいいですね。
ヘッドホンの音のデザイン、個性を確認するという意味でもすごく有意義な体験でした。
まとめ
ヘッドホンのフラット化(キャリブレーション)は、音楽のもとの姿を知るうえで、また、ヘッドホンの特徴を知るうえで、大変有効だと思いました。
無料のツールを使って試すことができますので、みなさんもぜひ一度試してみてください。
ヘッドホンの個性を理解するうえでも良いと思いました。
環境:
GarageBand, Morphitで音源をリマスタリング
iPhone XR→Fiio Q3→K702