【レビュー】ソニーのモニターヘッドホン「MDR-M1ST」を3ヶ月聴いた感想

MDR-M1STオーディオ

ソニーのモニターヘッドホンってどんな音がするのだろう…

こんにちは!

ふとしたことから、Sonyの業務用ハイレゾモニターヘッドホン「MDR-M1ST」を入手することができました。

エイジングなどまったくしていない、箱出し一発目の感想と、その後3ヶ月聴いた感想です。

箱出し一発目(初日)の感想

まずは箱出し一発目、初日の感想からです。

「MDR-M1ST」の音は、

良かった点(初日)
  • 一聴して音に品位があると感じられる良い音
  • 低音から高音まですべての音がよく聴こえる
  • 低音が豊かに聴こえる(弦楽四重奏曲でチェロがふくよかに鳴る)
  • 高音が刺さるようなことがなく、聴きやすい(ヴァイオリンの高音が刺さらない)
  • すべての音が耳のすぐそばで鳴っているように感じる
  • 今まで聴こえなかったいろいろな音が聴こえる
  • 音に奥行き感や広がり感はないが、ホールトーンがよく捉えられる
  • 弱音が聴きやすい(クラシックのようにダイナミックレンジが広い曲を小音量で再生しても弱音がよく聴こえるため、音楽家が表現したかったことがよくわかる)

音でした。

「MDR-M1ST」は、低音から高音まで、弱音から強音まで、すべての音がよく聴こえるヘッドホンです。

モニター用途にぴったりのヘッドホンだと思いました。

特に、通常聞こえにくい中低音の弱音がよく聴こえるのが特徴だなと思いました。

低音が豊かに鳴る一方、高音にピークがないため、少し籠もったような、ベールがかかったような音に聴こえますが、音を拾うという目的においてはまったく問題がありません。

リスニング用途においても、十分使える音質だと思いました。

それは、次のような体験をしたからです。

驚きの異空間トリップ体験!

「MDR-M1ST」でベートーヴェンの弦楽四重奏曲第15番(アルバン・ベルク四重奏団)を聴いていたときのことです。

第3楽章の天国的な音響世界に入ってすぐ、異空間にトリップしたような感覚を味わいました。

目を閉じて聴いていたのですが、視覚に音がダイレクトにはたらいてきたようで、目の前にふわっと、音の織りなす世界が見えたような気がしました。

こんな体験をしたのはかなり久しぶりでしたので、感動しました。

「MDR-M1ST」は間違いなく素晴らしいヘッドホンだと思いました。

「MDR-M1ST」の唯一の弱点は、

イマイチな点(初日)
  • パッドが薄く、耳が痛くなりやすい

ことでしょうか。

私は、耳が痛くなりにくいポジションをうまく見つけられたので、短時間なら特に苦にならなくなりました。

3ヶ月聴いた感想

その後、3ヶ月M1STを聴きました。

結果、感想としてはほとんど初日の感想と変わっていません。

基本的には低音が強めのヘッドホンで、高音は控えめだと思います。モニターヘッドホンのはずなのですが、ちょっと色付けがありますね。

安物のヘッドホンとはドライバの基本性能が違うと思われます。変な付帯音がない、素直な音がします。

私は、やはり耳介が痛いのが気になったので、イヤーパッドを交換しました。

これによって、耳介が痛い問題は解決しました。

多くの方におすすめできる素晴らしいヘッドホンだと思います。

音楽制作や動画編集に安心して使えるヘッドホンです。

環境:MacBook Pro→MDR-M1ST など
音楽:ベートーヴェン「弦楽四重奏曲第15番」(アルバン・ベルク四重奏団)など

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