MacBook Airとの相性が最高です。
こんにちは！
Dellの4Kディスプレイ「S2722QC」を購入しましたので感想を書こうと思います。
購入の経緯
これまで、デスクトップのディスプレイは、Apple謹製の「Thunderbolt Display」を愛用してきました。
もう10年くらい前のモデルになりますが、27インチで使いやすく、なによりデザインが良いディスプレイでした。
しかし、技術の進歩には勝てません。
いまや、4Kディスプレイの全盛期。
MacやiPhone、iPadの画面も、Retinaディスプレイという、つぶつぶ感のない非常に美しいディスプレイが当然になりました。
それに比べて、10年前の「Thunderbolt Display」は画面の解像度の点で劣ります。
Retinaディスプレイに慣れた目には、文字がにじんでいるように見えました。
また、画像入力が「Thunderbolt 2」という古い規格であることもネックでした。
最新のMacとの接続には、Appleの「Thunderbolt 3（USB-C） – Thunderbolt 2アダプタ」という専用のアダプタが必要になります。
そして、その規格では、Macの充電ができないのです。
なので、ディスプレイとMacそれぞれに充電用のケーブルが必要でした。
MacBook Airの2つしかない貴重なポートが2つとも埋まってしまい、拡張性がない状態になってしまいました。
こういったことがあり、そろそろ買い替え時かなと思い、新しいディスプレイを購入することにしました。
Dell「S2722QC」を選んだ理由
今回、ディスプレイを選ぶにあたり、重視したのは以下の点でした。
- サイズは27インチ。使い慣れたサイズで、目の移動に伴う眼精疲労が少ない。
- 解像度は4K。Retinaとは言わないまでも、つぶつぶ感のない解像度がほしい。
- 画面の色味が良い。以前、色味の悪いディスプレイを購入して後悔したことがある。
- サウンドが鳴る。仕事柄、Web会議が多いため、正面から声が聞こえるスピーカー付きディスプレイが好ましい。
- USB給電可能。MacBook Airをワイヤー一本でディスプレイ拡張＆充電できる。
- USBポートあり。お気に入りのマウスやキーボード、有線LANなどを接続するため。
- 信頼できるメーカー。ドット欠けなどの残念な出来事に悩まされたくない。
これらのすべての条件を満たし、かつ、圧倒的なコストパフォーマンスを示し、利用者の評価も高いモデルが、今回購入したDell「S2722QC」でした。
いろいろと調べたところ、さらに上位のモデルにすることで、より良い画質を手に入れることもできました。
しかし、今回はあえて「S2722QC」を選びました。
そもそも、ガチで画質を追求するなら、EIZOなどのカラーキャリブレーションがちゃんとできるディスプレイでないといけません。
そこまでいくと、予算が10万円を超えてしまい、とても手が出ません。
また、上位のモデルは、画質は良くてもサウンドが鳴らなかったりして、微妙に私が求めているものと違うなと感じました。
そこで、今回はDell「S2722QC」を購入することにしました。
使ってみた感想
結果的に、非常に満足しています。
まず、購入前に条件にしていた事項はすべてクリア。
4K27インチであることは当然として、サウンドやUSB給電が期待通りに動作しました。
そして、心配だった「色味」と「ドット欠け」についても、まったく問題ありませんでした。
いやむしろ、期待以上だったと言えます。
MacBook Airや、iPad Pro（仕事時はSidecarとして利用）のディスプレイと遜色ない画質・色味を得られています。
色味が揃っていることは、複数画面で作業をするうえでとても大事です。
さらに、MacBook Airのポート足りない問題も解消しました。
Dell「S2722QC」とMacBook Airとの間を1本のケーブルで接続するだけで、ディスプレイ拡張と給電が同時にできるようになりました。
MacBook Airのもう1つのポートは、iPad ProとのSidecar（iPadを外付けディスプレイとして使える機能）に利用しています。
たったケーブル2本のみで、美しく2台の外付けディスプレイに接続することができました。
その他のUSB機器は、Dell「S2722QC」の背面にあるUSBポートにUSBハブをつけることで、目に見えないように接続・配線しました。
これでデスク周りもすっきりしました。
まとめ
一言でいうと、
「Dellの4K27インチディスプレイ、やるな！」
という感想です。
とにかくMacBook Airとの相性が良いのがいいですね。
これから長期的に利用していくなかで、気づいた点などありましたら、またブログにアップしようと思います。
故障などがなければ、長い付き合いになりそうです。
【追記】2年間使った感想
購入して2年以上経ちましたので、その後の話を追記したいと思います。
まず、2年間故障は一度もありませんでした。
ドット欠けや輝点もなく、購入当時と同じ4K高画質をそのまま楽しめています。
とても品質が高いディスプレイパネルだと思います。
MacBook Airと接続してアマプラを見ているときに画面がちらつくことがありましたが、これはMacの設定でディスプレイのリフレッシュレートを60ヘルツに固定することで無事直りました。
購入当時に期待していたことで、唯一期待外れだったのは、付属スピーカーの音質です。
ウェブ会議に使えるかなと期待していましたが、音質が悪すぎて人の声が良く聞こえませんでした。
そこで、外付けのUSBスピーカー（JBL Pebble）を買い足して対処しました。
それ以外、不満な点が1つもない、素晴らしいディスプレイです。
先代の「Thunderbolt Display」は10年間使い続けられましたが、本機はあと何年使い続けることができるでしょうか。
楽しみです。
いい買い物ができました。
