Fiio Q3ってどうなんだろう…
こんにちは!
以前から気になっていたポータブルアンプ「Fiio Q3」を購入して聴いてみました。
忘れないように初日の感想を書いておきます。
Fiio Q3を購入した理由
最近、Apple Musicがハイレゾ音源やロスレス音源に無償で対応しました。
それにつられるように、Amazon Music HDも値下げして、通常のAmazon Musicと同じ料金でハイレゾ音源やロスレス音源を楽しめるようになりました。
いよいよサブスクの音楽がCDを超えるときが来た、と思いました。
そこで、iPhoneに接続してヘッドホンでいい音を聴きたいと思い、ハイレゾ音源やロスレス音源を劣化させずに再生できるポータブルアンプの導入を真剣に検討し始めました。
据え置き型ではなくポータブルアンプを購入したのは、持ち運びができることが大事だったからです。
購入してみての感想
購入したのは、Fiio Q3というポータブルアンプです。
バッテリー内蔵型で、スマホやiPhoneのバッテリーの減りを気にせず、高音質を思う存分楽しめます。
サイズ感
サイズは、iPhone 7/8/SEよりやや小さいくらいです。iPhone X〜13シリーズと比較するとかなり小さいですね。重さもiPhoneなどと比べると軽いです。
付属のLightning – USB type Cコードで接続すると、すこし持ちにくいなと思いました。
作りの品質
筐体の作りの品質や満足度はとても高いです。
全体的につや消しブラックで美しいです。
ボリューム部分の赤いハイライトや、端子部分の金色のメッキ色もとても美しいです。
機能面
3.5mmアンバランスと、2.5mmと4.4mmのバランス接続に対応しているのは神とも言えます。
さらに、実際に触ってみてわかったのは、ボリュームの品質が非常に高く、繊細な音量調整が可能です。
低音をブーストできるスイッチがあり、低音が弱いヘッドホンやイヤホンで聴くときに使えます。実際、AKGのK702で試した感じ、低音のブーストは自然で使い物になる感じです。
あとゲインを切り替えるスイッチがあるのですが、ハイゲインに設定しないと鳴らしきれないヘッドホンを持っていないので性能のほどはわかりません。
Fiio Q3の音の特徴
早速、Fiio Q3を聴いてみました。
比較対象は、
- Apple純正の「Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」
- マランツの「M-CR612」
の2つです。
「M-CR612」はミニコンポで、Fiio Q3の比較対象としてマッチしていませんが、とてもいい音がするので比較対象にしてみようと思います。
試聴に使ったヘッドホンはAKG K702です。また、接続は3.5mmアンバランスです。
Apple純正アダプタとの比較
Apple純正アダプタと比較した場合、Fiio Q3の良い点とイマイチな点は以下のように感じました。
音質としてはFiio Q3のほうが間違いなく良い音です。しっかり聴きたいときや、ノリノリで聴きたいときは、Fiio Q3のほうが合っています。
しかし、Apple純正アダプタには「いい味」があります。音の味付けが、少しアナログな感じがします。このため、くつろいで聴きたいとき、寝落ちしたいときは、Apple純正アダプタのほうが合っています。
M-CR612のヘッドフォンジャックとの比較
M-CR612のヘッドフォンジャックと比較した場合、Fiio Q3の良い点とイマイチな点は以下のように感じました。
M-CR612はさすがマランツ、音楽的だと思いました。
音楽性はM-CR612のヘッドフォンジャックのほうが優れていると思いました。より品位があると思います。
Fiio Q3は買いなのか?
以下のような方はFiio Q3が「買い」だと思います。
逆に、以下のような方には向いていないと思います。
以上、あくまで個人的な感想ですので、最終的にはご自身で試聴してみてご判断ください。
じっくり聴き込んで印象が変われば、またレビューを投稿しようと思います。
とにかく使い勝手がいい機種です。使っているスマホとの相性はありそうです。
オーディオ環境:Apple Music/Amazon Music→iPhone 8→Fiio Q3→AKG K702
試聴盤:グレース・マーヤ「ラスト・ライブ・アット・ダグ」ほか