K702ってどうなんだろう…
こんにちは!
コロナ禍によって家で音楽を聴く機会が増えました。
夜間にいい音で音楽を聴きたいと思い、AKGの定評あるヘッドホン「K702」を購入しました。
3ヶ月聴いてみましたので、感想を書いてみようと思います(※その後、さらに3ヶ月聴いて印象が変わってきたので内容を最新化しました)。
K702の特徴
K702は開放型のヘッドホンです。
構造的には、音を密閉空間で鳴らすのではなく、外部に音漏れさせながら鳴らす構造となっています。このため、音の特徴としては、音がこもらず、音の抜けが良いと言われています。
音の「抜けが良い」というのは抽象的な表現ですが、私は、「中低音が高音をマスクせず、全体的にクリアなサウンドを聴ける」という意味で捉えています。
音質の特徴
実際に聴いてみたところ、最初に抱いた感想は
女性ボーカルがいいっ!
という印象でした。
それまで利用していた密閉型のヘッドホン(Sonyやオーディオテクニカ製)と比べて、女性ボーカルの声の気持ちいい帯域、すなわち中・高音がぐぐっと前に来るように感じました。
逆に、重低音は控えめだと感じました。どちらかといえば腰高な印象です。
バランスとして、中・高音のほうが強いヘッドホンです。
ジャズとの相性
詳しく聴いてみると、たしかに女性ボーカルが前に出て、重低音が控えめであることが確認できました。
まずはジャズのピアノトリオの曲を聴いてみました。
クラシックとの相性
別の曲を聴いてみると、まったく違った面も見えてきました。
今度はクラシックの室内楽の曲を聴いてみました。
どうやら、曲によって感じ方が変わるヘッドホンのようです。
良かった点・イマイチだった点
3ヶ月間いろいろな音楽を聴いてみた結果、K702は、
という点が良かったと思いました。
また、いまいちだなと思った点は、
という点でした。
まとめ
当たりといえる曲については、本当に素晴らしい世界が広がるヘッドホンです。
何度でも聴いていたくなる、天国的な世界を表現してくれます。
逆に外れといえる曲については、、、ですね。私はあまり聴きませんが、重低音バリバリの曲には向かないかもしれません。
好き嫌いが分かれる、とても個性的なヘッドホンだと思います。
環境:M-CR612→K702
中高音が美しく、広がり感があるヘッドホンです。
K240との比較
そういえば、AKGといえば、社会人になりたての頃に「K240」(オーストリア製)というヘッドホンを使っていました。もう手放して久しいのですが、音場が広くて気に入っていました。
K240は、K702よりも低音がよく出た記憶があります。
解像度や高音の伸びは、さすがにK702のほうが格段に高いように思います。
その他、「澪ホン」として有名なK701や、K702の低音強化バージョンともいえるK712、そして素晴らしい音がすると噂の上位機種K812など、AKGは本当にいいヘッドホンをたくさん作っていますね。
いつか全部揃えたい!
【ご参考】
AKGのヘッドホンをお持ちの方は、ぜひリケーブルにも挑戦してみてください。難しい工作は不要で、ケーブルを抜き差しするだけで音がだいぶ変わるので楽しいですよ!