AKGヘッドホン「K702」では何Hzまでの低音を再生可能か実験してみた

AKG K702オーディオ

K702の低音が気になります…

こんにちは!

先日、AKGヘッドホン「K702」の感想を書きました。そのなかで、K702は中高音はとても美しく聴こえる一方、重低音が出ない、という話をしました。

※AKGヘッドホン「K702」の感想を書いた記事↓

実際、ジャズのCDでベースの低い音がうまく聞き取れないことがあります。

そこで気になったのが、「K702はいったい何Hzまでの低音を再生可能なのか?」という疑問。

今回はこの疑問について調べていきます。

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スペック上の再生可能周波数

まずは公式の情報をということで、メーカーのサイトで調べてみました。

すると、仕様書には「再生周波数帯域(Hz) 10-39800」と書かれていました。

うーん。。。

確かにスペックとしては合っているのだと思いますが、さすがにちょっとこれは鵜呑みにはできないな、と思いながら、次に自分の聴覚でどのくらい聞こえるかを調べてみました。

スイープ音を聞いて調べてみた

どうやって調べるかを考えたのですが、せっかくなので誰でもできそうな方法で検証してみることにしました。

まず、手持ちのパソコン(M1版「MacBook Air」)にK702を直刺しして、YouTubeに上がっているスイープ音を聴いてみました

専用のツールを使わなくても、その場でサウンドチェックができるいい時代になりました。

すると、私の耳ではだいたい60Hzあたりからはっきりとスイープ音が聞き取れました。

50Hz以下は、鳴っているかもしれないけど、ほぼ聞こえないレベルで、音楽のなかに混じっていたら、確実に聞こえないレベルです。

サンプリング音源で試してみた

続いて、無料で使えるGarageBandという音楽制作ソフトを使って、ベースの低音がどのくらい聞き取れるか調べてみました

もちろん、他の無料の音楽制作ソフトでも同じことができます。GarageBandはMacに標準インストールされていてお手軽なので、今回使ってみました。

GarageBandで「Fingerstyle Bass」というベースのサンプリング音源を選び、低音に向けて弾いていくと・・・

一番低いオクターブの「シ」くらいまでは普通に聞こえます。

それより低い「ラ」以下の音は、なんだか変な音に聞こえます。

コントラバスの最低音は約41Hz

理論的には、コントラバスの最低音は約41Hzだそうです。一番低いオクターブの「ミ」の音に該当するそうです。そこからミ・ファ・ソ・ラと上がっていって、「シ」で約62Hz。

これまでの実験結果を総合すると、私の耳とMacBook AirとK702の組み合わせでは、コントラバスの一番低い「ミ・ファ・ソ・ラ」の音はうまく聞き取れない可能性が高いということがわかりました。

実際は、基音が聞き取れなくても、倍音成分が聞こえるので、何か変な音が聞こえる感じになるはずです。CDで確かめてみたところ、コントラバスの低い「ミ・ファ・ソ・ラ」の音が確かにうまく聞こえません。

何かがぶるぶる震えている感じは伝わってくるのですが、音量も下がっています。

結論

ということで、K702では約60Hzまでの低音を再生可能で、それ以下の低音は音量が下がってしまってうまく聞こえない、というのが今回の結論となります。

もちろん、他の人が他の機材で試せば違う結果が出ると思います。

自分としては、K702では一部の重低音が聞こえないなあと思っていたので、大変納得がいく結論となりました。

K702は中高音を美しく聴きたいときに最高のヘッドホンです。

環境:MacBook Air (M1)→AKG K702

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