ロードバイクのレース観戦ってどうなんだろう…
今日は、生まれてはじめて自転車レースの観戦に行ってきました。
「2016ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」という大会です。
「ツール・ド・フランス」という世界最高峰の自転車レースの名を冠した、さいたま市主催の大会です。
世界トップ選手が参戦
本大会の目玉はなんといっても世界トップ選手が参戦すること。
まず、2016年のツール・ド・フランスでジャージを獲得した4名(総合優勝したクリス・フルーム、ポイント賞1位のペーター・サガン、山岳賞1位のラファル・マイカ、新人賞1位のアダム・イェーツ)が全員参戦。
そして、ロメン・バルデ、マルセル・キッテル、新城幸也、別府史之といった日本でも特に人気の高い選手が参戦。
普段はテレビでしか見る機会がない海外の選手を間近に見られるとあって、ロードレースファンにとっては大注目の大会なのです。
なお、大会名についている「クリテリウム」とは、短い距離の周回コースをぐるぐる回るタイプのレースのことを言います。
本大会では、1周3.1kmの市街地コースがレースに使用されました。
観戦場所を選ぶのに一苦労
さて、今回生まれてはじめて自転車レースを観戦するにあたり、一苦労したのが観戦場所の選び方。
実は、テレビでツール・ド・フランスの映像などを見て、自転車レースの観戦について素朴に疑問に思っていたことがあります。
それは、「選手たちが通過する一瞬しかレースを見れないのでは、面白くないのではないか?」ということ。
野球やサッカーといった一般的なスポーツなら、試合開始から試合終了まで、ゲーム全体の動きを観戦することができます。
しかし、自転車レースとなるとそうはいきません。
自転車レースで盛り上がるシーンといえば、何といってもゴール前です。
ゴール前で行われる抜きつ抜かれつのデッドヒートは実に熱い!
これはテレビで見て実感していたことです。
なので、できればゴール前で観戦したいなと思っていました。
13時到着では選べる場所も限られてくる・・・
ところが、私が到着した13時頃にはすでにゴール前に人だかりができていて、コースや選手がよく見えない状況でした。
そこでゴール前での観戦はあきらめ、大画面でパブリックビューイングをしている場所へ移動。
そこなら、映像をみてレース全体の流れを把握しながら、肉眼で選手たちを見ることもできるはずです。
ただ、実際に行ってみるとそこもかなりの人だかりで、画面は見えるものの実際のコースや選手はよく見えない状況。
ここでかなり悩みましたが、さらに移動することを決意。
今回はせっかくレースを見に来たので、選手の動きを肉眼で見ることを重視し、最も選手たちの姿がよく見えるポイントを探すことにしました。
コースを一周しながら空いている場所を探すと、ゴール前の直線手前にある最後のカーブの外周側の場所が意外と人が少ないことが判明。
結局、そこでレースを観戦することにしました。
レースを観戦しての感想
今回レースを観戦してみて、一番驚いたのは
一流選手の体が大きい
ことです。
特に、フルーム、サガン、キッテルといった、世界でもトップクラスの選手たちは他の選手と比べて一回り体が大きく見えました。
本大会を見るまで、私は、自転車レースにおいては体格差はあまり関係がないのではないか、という印象を持っていました。
キンタナという、小柄な選手が世界で活躍していることも、その印象を強めていました。
ただ、今回本大会を見て、トップクラスの選手たちとそれ以外の選手たちとの間に(テレビで見るよりも)体格差があったため、他のスポーツと同様、自転車レースにおいても体格差による有利不利はあるのではないか、と強く感じられました。
体が大きいと体重が重くなるので、山登りはつらくなりそうなものですが・・・。
実際はどうなのでしょう。
トッププロのスピード
あと、スピードに関しては「たしかにめちゃくちゃ速いが、ぶったまげるほどでもない」という印象でした。
カーブの場所ではスピードが出ないので、あえて直線の場所でも見てみたのですが、あまり印象は変わりませんでした。
理由としては、荒川サイクリングロードでタイムトライアルの練習をしている人を何度も見かけていたことが大きいと思います。
ロードバイクっていう乗り物がスピードに乗るとどのくらい速いか、ある程度知っていたので、「おーさすがにプロは速いな」という予想の範囲に収まったのではないかと。
とはいえ、直線の場所で見ていると、遠くから選手が弾丸のようなスピードで走ってくることは事実。
もしこれが生まれてはじめて見るロードバイクだったら、ぶったまげていたと思います\(^o^)/
レースの結果と周囲の反応
サガン選手が最後の直線でぶち抜いて優勝〜!!!
ファンの期待を裏切らないレース展開に、大満足のファンが多かったようです。
とはいえ、私のいた場所付近では「で、誰が優勝したの???」状態の人が多数。
ゴール前付近と、パブリックビューイングをしている付近以外は、レースの状況をリアルタイムに知る手段が会場から提供されていないため、自己解決、例えばツイッターを眺めるとかしか方法がないんですよね。
レースの感動をどのように参加者全員にリアルタイムで共有していくかは、今後日本で自転車レースがより高い人気を獲得していくために一考の余地があると感じました。
せっかく多くの人を集客できても、感動を共有できないまま終わってしまって、逆に「なんだこんなものか」という印象を与えてしまっては残念ですからね。
通りがかりに足を止めてレースを見てくれた人もたくさんいましたので、現在のレースの展開や順位、そしてレースの見どころをわかりやすく伝えてくれるアナウンサーの声をそういった人にも届けてくれる仕組みがあると、1ファンとして本当に嬉しいです。
最後に
ということで、最後に一言。
TREKのロードバイク、なんかかっこいい!
別府選手、格好良かったな。。。
クロスバイクを買うときに、かなり迷ったのがKhoodar BloomとTREKのどちらにするか。
デザインはTREKもかなり好みなんですよね〜。
ちょっとTREKファンになったかもしれない一日でした。
いつかロードバイクを買う日を夢見て(^_-)-☆
2017年にも同じレースを見に行きました。