
リケーブルで音がどのように変わるのでしょうか…
こんにちは!
AKGのヘッドホンK702を「ベルデン(BELDEN)88761」(1メートル)にリケーブルしてみました。
リケーブルをお考えの方の参考になればと思い、感想を残しておこうと思います。
リケーブルした理由
リケーブルした理由は以下の3点です。
- 音質を向上したかった
- ケーブルを短くしたかった
- リケーブルを試してみたかった
K702の音質に不満はないのですが、リケーブルによってさらに音質に磨きがかかるという話をネットで読み、ぜひ挑戦してみたくなりました。
また、標準でついてくるケーブルが3メートルと長く、邪魔だなーと思っていたため、より短いケーブルにしてスッキリしたかったということもあります。
コロナ禍で音楽をよく聴くようになる前は「リケーブルなんてするのは贅沢で、どうせ交換しても大した差はない」と思っていましたが、最近はヘッドホンで音楽を聴く時間が非常に増えてきており、リケーブルに挑戦したいという気持ちが強くなってきました。
※AKG K702を3ヶ月聴いた後のレビューはこちら↓
選択したケーブル
今回は完成品として販売されているケーブルをネットで購入しました。
ケーブル部分はベルデン(BELDEN)というメーカーの88761番となります。
ヘッドホン用として定評のあるケーブルのようです。私自身は初めて経験するケーブルとなります。
長さは、用途に合わせて1メートルのものを選択しました。
アダプタ部分はどういうものが使われているのかよくわかりませんが、両端子ともに接続部分が金メッキされています。
完成品ですので、はんだ付けなどの作業は不要です。
K702はケーブルをワンタッチでつけ外しできるようになっているため、分解作業なども不要で、誰でも簡単にケーブルを交換することができます。
お値段は3,000円ほどでした。
実際に聴いてみた感想
さて、実際に聴いてみた感想は以下のとおりとなります。
まずは良かった点から。
- 思った以上に音が変わった
- 低音の量が増えた
- 小音量でも低音から高音までバランス良く音楽が聴こえるようになった
- 全体的にエネルギー感が増した
- 音が太くなった
次にいまいちだった点です。
- 音の繊細さが若干薄れた
思った以上に音質向上の効果が得られましたので大満足です。
K702は高音寄りのヘッドホンで、低音は弱めとなります。
そんなK702の低音が少々増強されることで、バランスが良い方向に変わったと思いました。キャラ変するほどの大きな変化ではなく、変化量は微量です。そのため、素晴らしい中高音をマスクするようなことがないのも好印象です。
ヘッドホンのケーブル交換に3,000円というのは、やや高い気もしますが、良い音を追求する趣味の範疇としては、手が出しやすく、また効果が感じられやすいお値段だと思います。
繊細な音、痩せた音より、エネルギー感にあふれる太い音が好きな人に相性がいいケーブルだと思いました。
なお、音質とは関係ありませんが、以下の点は注意が必要です。
- ケーブルが非常に硬い・短いため、長さが合わないと致命的で使い物にならない
- ケーブルが赤いので目立つ(交換したことがバレる)
ご購入の際は、オーディオ機器のヘッドホンOUT端子から耳元のヘッドホンまでどのようにケーブルを這わせるのか想定し、必要な長さを測ったうえで、必要十分な長さのものをご購入されるよう注意ください。
数十センチ長かったり短かったりするだけで、すごく使いづらいケーブルとなります。
総合的に見て、非常に良い買い物だったと思います。

リケーブルの効果を実感できました。
環境:
iPhone→Fiio Q3→BELDEN 88761→K702
