バイワイヤリングって効果あるのかな…
こんにちは!
1年前にB&W 606を購入して以来、marantzの高性能小型アンプ「M-CR612」に接続してバイワイヤリング&バイアンプで聴いてきました。
それを最近シングルワイヤリング&パラレルBTLに変更しました。
それぞれの違いについて書いてみようと思います。
バイワイヤリング&バイアンプ
B&W 606とM-CR612で聴くバイワイヤリング&バイアンプの特徴は以下のとおりでした。
バイワイヤリング&バイアンプの場合、M-CR612に搭載されている4つのパワーアンプが、スピーカーユニット(左右2つずつ合計4つのユニット)を独立して鳴らす構成となるようです。
車に例えて言えば、4つのタイヤそれぞれに4つのエンジンがついているような構成です。どんな悪路でもすべてのタイヤにエネルギーが行き渡る仕組みです。
1つ1つのスピーカーユニットが独立して駆動されているためか、低音から高音まで、音が混じらず、音の輪郭がくっきりとしているように感じました。
また、いろいろな方角から音が飛んでくるように感じました。その分、各楽器がバラバラに鳴っているようにも感じました。
さらに理由はわかりませんが、ドンシャリ傾向が少し緩和され、聞きやすい音でした。
いい音だなと思って聴いていました。
シングルワイヤリング&パラレルBTL
B&W 606とM-CR612で聴くシングルワイヤリング&パラレルBTLの特徴は以下のとおりでした。
シングルワイヤリング&パラレルBTLの場合、M-CR612に搭載されている4つのアンプが、2つのグループに分けられ、1つのスピーカーを2つのアンプでまとめて駆動する構成となるようです。
車に例えて言えば、チェーンかベルトのようなものでつながった前後2つのタイヤ(ツイーターとウーハーに相当)を、2つのエンジンを並べて猛烈に回しているような構成です。スピード(音量)が2倍になるのではなく、トルク(制動力)が2倍に増す構成です。
試してみる前は、制動力が増す分、1つ1つの音がくっきりした音になると予想していました。
しかし、実際に試してみると、意外にも低音から高音まで一体感のある音に変化しました。
やってみないとわからないのが、オーディオの楽しみですね。
また、音の粒立ちの良さよりも、ホールトーンを感じられる音に変化しました。
ツイーターとウーハーの音のつながりが良くなったように感じます。
左右の音のバランスも良くなったように感じます。
一方、音場は狭くなりました。箱庭的な印象です。
そして、各楽器のバラバラ感がなくなりました。その結果、音楽にまとまりが出て、盛り上がるべきところで盛り上がるようになりました。
総合的に、音楽の感動が深まったように感じました。
まとめ
それぞれに特徴があるので一概に良し悪しは言えませんが、私はシングルワイヤリングのほうが音楽的に感動できました!
ワイヤリングとアンプの構成の違いによって、音楽から受ける印象が大きく変わったことに驚いています。
しばらくはシングルワイヤリング&パラレルBTLで音楽の感動を楽しもうと思います。
環境:M-CR612→B&W 606
【ご参考】
スピーカーケーブルはAmazonのベーシックなものを使用しました。音質が素直で、変な癖がありません。私は最初は16ゲージ(中程度の太さ)のものを使っていましたが、途中で12ゲージ(極太)に変更しました。B&W606なら、12ゲージの極太ケーブルも余裕で使えます。もちろんバナナプラグにも対応しています。